3人が本棚に入れています
本棚に追加
「あの人真面目な人が好きみたいでさ」
てか好きな人って先生かよ。
やっぱりこいつの考えている事が分からない。
多分一生分かる事はないと思う。
「へー」とだけ応えたと同時に担任の大山先生が入ってきて遼雅は嫌な顔をしつつ自分の席についた。
教室の一部が少しざわつきそちらの方に目をやると、中心に咲良と大山先生が何か話していた。
どうやら咲良が大山先生に携帯を没収されたらしい。この学校は携帯を持ってきても良いが学校内で使う事を禁止している。
その事で周りの女子たちが大山先生を非難する声をあげていた。
大山先生はあまり生徒から好かれておらず、どちらかというと嫌われているおじさん先生だ。だからこういう小さな事でも、大山先生を非難する声はあげられる。
おじさん先生というのはどうも好かれない事が多い。
ま、携帯の件は同情するが僕には関係ない事だ。
いつも通りの一日が送れれば。
最初のコメントを投稿しよう!