運命の恋の始まり

3/6
前へ
/6ページ
次へ
「これ、落とし物です」  息を切らしながら、美少女は笑顔で男に空き缶を差し出す。  男は驚きつつも手を伸ばして受け取った。   ――そうか、天然ボケか。俺が捨てた空き缶を、この子は落とし物だと思って俺を追い駆けて来たんだ。これは運命の恋の始まりなんだ!  これをきっかけにこの天然娘は俺に恋して夢中になって、それで俺はこの子とあんなコトやこんなコトができるんだ――  男は期待に胸をふくらませ、顔をニヤニヤさせる。 07e4aedd-67e8-4f20-a439-1d8e0ad4cb15
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加