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真っ白になったはずだが。愛ちゃんがヘッドセットをデスクにバンっと叩き付けた音で、僕の意識はハッとコンサル室に戻った。
「謝って!!」
いつもにこにこ可愛らしいだけだった愛ちゃんがもの凄い怒った顔で落合さんに向かっていた。
「私のことはどう言ってもいいけど。係長のことは関係ないじゃない!」
「関係なくないわよ! 係長夫妻から可愛がられて、お祝いをもらっていたくせに! だから最後に気が緩んで迷惑かけても知らん顔。それで辞めていくっていい迷惑よ!」
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