シーズン4 【 木婚式 】 後編 *コルセンは魔女を生む*

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 愛ちゃんの席で僕はインバウンドの業務を始めていた。身に染みついている僕のこの仕事を。  係長自ら女の子の席でいきなりコール受付をこなす姿を見て、女の子達も次々とヘッドセットを頭に着け直し席に戻っていく。  やがて騒々しかったコール音数が通常に戻っていく。 「係長。ごめんなさい、ごめんなさい。私が失敗しなければ落合さんにあそこまで言われなかったのに……」 「かしこまりました。では来月からはこちらのプランに変更ということでよろしいですね。本日こちらにて登録変更させていただきまして、数日後、改めて書面においての『確かに変更致しました』というお知らせの通知を郵送させて頂きますのでご確認を――」 「ごめんなさい。係長」  自分の席で係長の僕がまるでロボットになったかのように何件も何件もコールを受け付けていく間、愛ちゃんはずっと後ろで泣いていた。
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