紅葉狩りだよ♪大人にょたのあ・そ・び

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 なかなか大人にょたの男の姿が見られない。見逃すようなことはしてないんだけどなぁ。  俺がモヤモヤしていると先頭を歩いていたタッくんが立ち止まる。 「瑠璃、上を見ろ」  タッくんが上を指差す。俺は咄嗟に上を見上げる。何もない。 「瑠璃、空はでっかいな」  俺は、がくんと脱力する。 「もう!タッくん、からかわないで!」  そのあと、何度も大人にょたがあれ見ろこれ見ろと指差すから、俺はそのたびにそっちを見ていたのだけど、タッくんも五丁目さんもうたうものさんも女体化チョコレートを食べた気配はなく、紅葉狩りは終了してしまった。なんで!? 「もう!なんでみんな女体化チョコレート食べてないのに、女体化切れないの!?」  俺は膨れる。山のふもとでお茶を飲みながら休憩したとき、俺はボヤいた。 「いやぁ。やっぱり瑠璃は可愛いなぁ」とタッくん。 「うむ。可愛いですな」と五丁目さん。 「瑠璃くんはあざといだけじゃなく、素直に可愛いですよ」とうたうものさん。  俺は一体なんのことか分からない。 「どういうこと?」 「内緒さ」  タッくんがドヤ顔で言った。  もう!モヤモヤする! 十一月後半に続くよー!
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