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俺は起きてから一回、女体化チョコレートを食べただけなので一時間ほどして、女体化チョコレートの効果が切れそうな気配を感じた。俺は本日二枚目の女体化チョコレートをかじる。
「あ!薫蘭風ちゃんかな!」
突然にうたうものさんが後ろを振り返り叫んだ。
「え!?」
俺も振り返り、見渡すが薫蘭風ちゃんはいない。てか、人がいない。
俺は、また前を向くとうたうものさんが舌を出している。
「見間違いしちゃった。いやぁそんなこともあるんだね」
「もう……、うたうものさんたら……」
俺もクスクス笑って、また歩き出す。もう誰かの女体化切れてもいい頃なんだけどなぁ。
「あ!でっかい滝で熊が鮭をくわえてる!」
突然に五丁目さんが指を横に差したものだから、俺は咄嗟にそちらを見る。辺り一面に紅葉の風景が広がっていた。
「そんな光景を見てみたいですな」
五丁目さんのお茶目な言葉に俺は肩を落とす。
「五丁目さーん、期待しちゃったじゃーん」
「ふふ。悪いことをしましたね」
俺らは再び歩き出す。てか、誰も女体化チョコレート食べてないのに、なんで女体化切れないの?
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