昼と夜の間

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 同じ写真の前で立ち止まった私と貴女。どこか似たものがあったのかもしれない、そう思った。まあ、あとで話してみると悉く真逆で、けれど真逆のものを選び続けるのもそれは一種似ているということなのかもしれない。  その写真についても、真逆の意見だった。いや、綺麗だということでは共通していた。けれど私は綺麗な朝焼けだと思ったし、貴女は綺麗な夕焼けだと言った。もちろんタイトルしかないその写真には答えはない。けれど私が惹かれたものはそれだったのかもしれないと思った。
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