風運!最高神社!

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神様にお願いをしたことは数知れず。 サッカー選手になりたい。 妹の病気を治して。 受験に受かりたい。 みんなが持っている流行りのおもちゃが欲しい。 全て叶った。 全て自業自得の不幸で覆り、ダメになった。 でも、神様に願いを言わざる終えない。 そんな状況に追い込まれた冬の日。 「神様でも閻魔様でもこの際どっちでもいい。 俺に職と生きるための道筋を示してくれ!」 必死に拝む。 一家離散、家は借金のカタに取られ、寒空の下。 手がかじかむほど待った。 頭に雪が積もってくる。 死を覚悟したその時、賽銭箱がガゴンと音を立てて開いた。 「のう、お主、ここの審神者にならんか?」 そこには寒々しい長襦袢を着た少女がいた。 思えば彼女の手を取ったことが始まりだったのかも知れない。
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