愛の挨拶

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美味しそうなチョコレートムースに手をつけながら、美琴はじっと見つめ返す。 「今日会ったら、言おうと思ってたんだ。」 なんだろう? 「……正式に結婚を前提に付き合ってもらえないだろうか? 」 「……! 」 美琴はスプーンの手が止まってしまった。 そして、みるみるうちに顔が赤くなる。 「た、貴教さん、……」 「すぐに返事してほしいな。どっち? 」 答えは……決まってる……。 美琴は、目をそらさずに貴教に微笑んだ。 そしてゆっくりと口を開く┈┈┈┈┈ その瞳は希望に満ちていた。
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