惚れさせる

3/8
前へ
/279ページ
次へ
「父さん、まだプロポーズはしてない。 まぁ、そうなるんだけどな・・・」 「はぁ!?」 なにをこの男は・・・私がこいつの嫁!? 「なに言ってるの!?話が読めない! っていうか、嫁って何!?」 「嫁の意味もわからないのか・・・? 嫁ってのは・・・」 「そういう意味じゃない!」 ”嫁”の説明をしようとした奏多の言葉を遮り、 私は叫んだ。 「まぁまぁ、ひとまず落ち着こうか?」 理事長らしき人物は、 私達にソファーに座るように促した。
/279ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加