惚れさせる

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しばらく時が止まったようだった、 誰も動かなく、何秒か過ぎていった。 「な・・・」 口を開いたのは奏多だった。 「・・・なにすんだ!」 「見てわからない?ビンタよ!私、あんたみたいな男、 一番嫌いって言ったわよね!?」 「・・・そうか、 なら仕方がないな・・・」 「なに・・・する気?」 「惚れさせる」 ・・・は? 「お前が俺に惚れればいいだけの話だろ?」 「はあぁーー!?」 意味が分からない!こいつを!? 絶対にありえないから・・・!!
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