傍にいさせて(終)

3/7
前へ
/279ページ
次へ
「お前の家族写真だろ・・・? さっきメモと一緒に渡された」 「それじゃあ、この女の人はお母さんで・・・ この小さい女の子は私・・・?」 それで・・・ 「この人が私のお父さん・・・」 「すごく優しそうな人だな?」 奏多の言う通り、 笑顔がとても柔らかくてとても優しそうな人だ。 「ホント・・・すごく優しそう・・・」 「こんな優しそうな人が自分の娘が 一生懸命謝ってるのを見て許さないわけないだろ? だから、顔上げろよ」 「う、うん・・」 私は立ち上がると涙を拭った。
/279ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加