おかしい【奏多side】

3/4
前へ
/279ページ
次へ
「・・・ケーちゃん先輩?」 画面にはメッセージアプリで、 ケーちゃん先輩という人物からの メッセージが届いていた。 「・・・なになに? 『この学校の近くに素敵なカフェがあるの! 今度の土曜日、一緒に行かない?』誰だこれ?中学の頃の先輩か?」 「違う!この学校の先輩よ! いいから返して!!」 俺はスマホを返した。 そして、少し経ってから、 おかしなことに気がついた。 「ん?この学校の先輩!? じゃあ、そいつは男か!?」 「そ・・・そうだけど・・・?」 何か問題でも? と言いたそうな顔で幸奈はこちらを見てきた。 「お前!男嫌いなはずだろ!? だいたい、何だこのメッセージ!これはデートの誘いか!? あと、この書き方はなんだ!?女みたいな書き方じゃないか!」 意味が分からない!
/279ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加