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私は車から降りると、必死で逃げ出したくなった。
だけど、車の中で外を見る余裕もなく、
ここがさっきの場所から一体どのくらい離れた場所なのかわからないから
きっと無駄な抵抗にになりそうだ。
諦めて前を見ると、そこには大きな学校が建っていた。
校門の横にある表札にはこう書かれていた。
「黒澤男子高等学校・・・
はぁ!?男子校!?」
「お前はこの高校に入学してもらう」
「私、男が大っ嫌いなんだけど!?
・・・っていうか女子が男子校に入学ってどういうこと!?」
「だから、驚く順番逆だろ・・・」
最悪の日だと思ったこの日、
しかし、こんなのまだまだ序の口だったのだ・・・。
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