既成事実

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「確かに最低なコトをしたな…眠っている女性に手を出すなんて…」 彼は自嘲的に言って、反省の色を見せる。 「でも、どうしても…君に俺の花嫁役を引き受けて欲しかった…」 切なげに聞こえる彼の声にココロは揺さぶらせそうになったけど。 「お断りします」と昨日に引き続き、断固拒否った。 「・・・俺と君が寝たのは事実。 俺の子を孕んだ可能性がある以上…君は俺と結婚するしかない」 「それって…同意の上ではありません…怜様の行ったコトは立派なレイプ。 犯罪です…私…警察に電話します!!」 「・・・」 彼は布団の中に侵入してこようとした。 「ダメっ!!」 私は布団を掻きこみ、必死に彼の侵入を阻止する。
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