1449人が本棚に入れています
本棚に追加
テーブルの上に置かれた紙は婚姻届ではなかった。
「これは何ですか?」
「結婚契約書だ…」
ーーーーーー
神楽坂怜(以下を「甲」と言う)妻_______(以下を「乙」と言う)
は互いの便宜の為助け合うコトを約束し、この契約を締結する。
ーーーーーー
「俺は君に金を与え、君は俺の子を産む。そうやって共に助け合う。この結婚は互いの便宜を図る為の結婚だ」
「貴方ね…犬や猫の子を産むんじゃないのよ!!人の子よ!!」
「そうだ・・・君は俺の子を産む」
「こうしている間にも闇金の利子は増えていきますよ…紗月様。
怜様の言葉を受け入れて、サインして下さい」
瀬川さんまで耳許で私を脅しにかかった。
最初のコメントを投稿しよう!