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私はリビングに戻ると、聖さんが何食わぬ顔をして、朝ドラを見ていた。
「さすが新婚さん…」
「結婚してまだ三ヵ月ですから…」
「君は俺が邪魔なの?敵意を感じると言うか…」
「邪魔と言いますか…」
私が聖さんを邪魔だと思っていても、怜が彼のコトを大切に想っている。怜の聖さんに対するキモチはホンモノ。悔しいけど、私は聖さんに冷たくすれば、怜は私に冷たくするかもしれない。
「怜の大切な親友です。仕方がありません」
「・・・俺、今度ドラマやるんだ…」
「へぇー…」
「でさ…紗月さんに読み合わせをお願いしたいんだけど…いい?」
「えっ?」
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