片思いの彼

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部屋に響くインターホン。 「アホが来た…」 「アホ??」 「阿川満帆(アガワマホ)俺のマネジャーだ」 聖さんは上体を起こし、私にインターホンに出るよう目配せする。 私は高鳴った心臓を押さえ、壁のモニターを覗き見た。 ****** 「おはようございます。聖さん」 「おはよう…遅いぞ」 「すいません…道が混んでて…」 聖さんのマネジャーの阿川さんはショートボブの似合う小顔の可愛らしいタイプの女性だった。
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