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年齢は私よりの少し年上。
聖さんに叱られている感じからすると新人のマネジャー？
聖さんが支度している間、少しだけ二人で話をした。
「阿川さんって…マネジャーになられてどれぐらいですか？」
「まだ・・・三ヵ月です…」
「へぇー」
「私は聖さんのサポートをしないといけない立場なのに、私の方がサポートされてばかりで」
「本当に世話の掛かるマネジャーだ」
支度の出来た聖さんがリビングに戻ってきて、阿川さんに向かって毒を吐いた。
「すいません…聖さん」
彼女のアーモンド型の瞳が申し訳なさそうな光を宿し、彼を見つめる。
「・・・でも、聖さん…このまま新婚さんの神楽坂夫妻の部屋で居候を続けるつもりですか？」
「暫くはそのつもりだ…つーか・・・でもまぁ、それでも…紗月さんは俺を邪魔だと思ってるらしい」
「当然ですよ…私なら同じ立場なら、絶対に文句を言います。
新婚生活って今しか味わえない二人の時間です…誰にも邪魔されたくないと思います」
でも、その甘い気分に浸れば浸る程、別れの時が辛くなる気がした・・・
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