プロローグ*御曹司の花嫁役

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「『フェイク』を通しての契約内容ではレンタル彼女との接触は手を握るだけ。手を握っただけでは子供は出来ない」 「当然です…」 「君の持つ借金は全額俺が支払う」 「お断りします!!」 「君が俺の子供さえ、産んでくれれば…離婚してやる…長期的で肉体的にも大変な仕事だと思うが、慰謝料は君が一生働かなくてもいいぐらいの莫大な金を支払うつもりだ」 こんな男だと思わなかった・・・ 「もう一度言う、婚姻届にサインをしてくれ」 「見合いをして神楽坂家に見合う家柄の女性と結婚すればいいコトです」 「結婚するつもりはない。でも、お爺様の遺言状では一年以内に結婚、二年以内に子を誕生させなければ…遺産は相続出来ず、社長の椅子も追われてしまう」
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