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「遺言の話なんて…私には関係ありません…」
「君は神楽坂家の遺言の内容を知ってしまった。関係なくはない。君は俺と結婚する以外、選択肢はない…」
「私は別に訊きたくて訊いたワケじゃない。貴方が勝手に話したクセして…その言い草は何??」
「・・・意外と強情だな…」
「!?」
急激に視界が狭まり始める。
「どうした?さっきの威勢はどうした?」
彼は椅子から腰を上げて、私の元に来た。
「来ないで…」
ルームサービスのコーヒーを飲むまで、眠気なんて全く感じなかったのに。
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