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「……それに、俺からこんなに好きになったのは優輝さんが初めてです。色々してあげたいとか、してほしいとか……考えれば考えるほど沢山あって……好きって沢山伝えたいし、いっぱい抱きしめたいし、毎日だってエッチしたいとか思ってるしっ」
「えっ、ちって……てお前……そんなストーレトに、何いって……」
昂哉の思いがストレートに伝わってきて俺は耳まで真っ赤になるのが分かった。それに、なんだか体が熱くて、心臓が煩い。嬉しいのに泣きたいような、よく分からない感情に戸惑う。
しばらくの間昂哉は何も言わず、俺を抱きしめている。
自分の気持ちが少しだけ落ち着いて、変なヤキモチを妬いてしまった事を反省した頃、昂哉は静かに話し始めた。
「俺ね、優輝さん。こうして抱きしめてると落ち着くんです……優輝さんの体温が心地よくて、ずっとこうしていたい。そんなふうに思うのは貴方だけなんです。」
「……ばか。」
昂哉の低めの声が耳に心地よく頭の中に言葉が流れ込んでくる。
「バカで結構です!だって本当の事だし。今日はアイツが居たからゆっくり出来なかったけど、今度またご飯行きましょう!」
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