私のミスであなたを殺す事になってごめんなさい

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「それと大人しいイメージがありますね。こんな事を言うべきではないのかも知れませんが、歳上の方が好みなのかなぁって少し思ってました」 「木下さんは何歳なんですか?」 「僕は今年で31ですよ、浅倉さんは?」 「じゃあ、歳上さんですね。私は29なので」 「全然そんな風に見えないですね、25、6だと思ってました」 「また、そんな事言って。思ってもないでしょう、でも嬉しいです。ちょっと」笑いながら答える。正直に嬉しい。 「それにオシャレですよね、そのピアス。凝った感じですね。ちゃんと尖ってるところは保護されてるんですね。珍しい」ドキッとした。そんなところを見ていたんだ。 「このピアス買ったのは良いんですが、刺さるんですよね。それで見えないようにチューブで巻いてるんですよ」何とか誤魔化す。 「浅倉さん、少し聞いて良いですか?」 「私をどこで知ってどこが気に入ったんですか?」
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