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そういうも離してくれなかった。手の動きは変わらず止めてもくれない。引き締まった腕で足で、全身で逃さまいとしている。ダメだ本当に出てしまう。渾身の力を入れても微動だにしない。
「木下さん、やめて、お願い、ダメ…」そう言った瞬間、ビュッと出てしまった。恥ずかしくて死にたくなる。
「気持ち良かったですか?誰も見ていないんですから、良いじゃないですか」
「気持ち良いのもありますが、恥ずかしいですよ。ごめんなさい、気持ち悪くなかったですか?」
「全然平気ですよ、匂いも無いし」恥ずかしくて、まともに顔が見られない。
彼はベッドの上のゴムを掴む。
「もう、そんなの良いから」ゴムを取り上げて自分から入っていった。彼の顔を見る。初めて歪む顔をみた。気持ち良いのだ。私の中が良いのだ。そんな顔をしている。彼が動き出す。今までの人と全然違う。
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