私のミスであなたを殺す事になってごめんなさい

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 彼の顔が歪む。 「イキそうです」 「中に出して」 激しい動きがピタッとやんだと思うとビクッビクッと何度も身体の中で動いているのが分かる。コレはコレで気持ちが良かった。彼のが出ているのが分かる。  彼は私と繋がったまま果てた。私の上であまり体重をかけないように優しく乗ってくれている。汗だくになっている。彼の背中を優しく撫でる。気持ちよくするめに一生懸命頑張ってくれたんだなぁと嬉しい気持ちになった。 「シャワーでアソコ洗ってきますね。ゆっくり休んでて」そう言って脱衣所に向かい、扉を閉める。ポーチから毒薬と注射器を取り出す。出来る事なら殺したく無い。素敵な人だ。あんなに私を思ってしてくれる人は居なかった。  殺さずに良い方法は無いものか?ふわふわした頭で考える。そんなものは無いのかもしない。あったとしても、この状態では思いつかない。もう少しだけ甘えたい。注射器で毒薬を抜いていつでも刺せるように準備しようとした。
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