あとがき

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あとがき

 まずはじめに簡単にではありますが、ここまで支えて下さった方々に感謝の言葉を。  最初からずっと読んでくださっていた方も、途中から参戦した方も、完結するのを待って読んでくださった方も、本当にありがとうございました。  こまめに感想やコメントを残してくださった方々、☆やレビューなどで応援してくださった方々にも、お礼申し上げます。  この作品は、毎日読んでくれる方がいる。コメントや感想をくれる人が居る。それだけで書き上がった作品です。本当に感謝してもしきれません。ここまで支えて下さって、本当にありがとうござました。    さて、この『アリス・バセットの受難』ですが、最初のタイトルは『当て馬好きの私は、どうやらヒロインにはむいていないようです』でした。長い!   もしかしたらこのタイトルをご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、最初の設定ではゲームの世界に転生した主人公、アリスが悪役令嬢キャロラインに陥れられないように四苦八苦しながらモブとして生き、当て馬だったシャルルと結ばれるという王道設定でした。  それがどこでどう舵取りを間違えたのか、気付けばヒロインアリスはお猿さんに、悪役令嬢キャロラインは聖女になってしまっていました。  タグだけ見れば流行ものみたいな顔をしたこの作品ですが、中身は全然流行りものじゃなくて本当にすみません……。婚約破棄とか恋愛主軸を期待していてくださった方々には本当に申し訳なかったな、と反省しています。  おまけにアリスはヒロインというよりはどちらかというと俺TUEEEE! になっているし、その時点で既に40万文字書いていた事もあって、もうどうにも修正がきかない状態だったのでそのままアップしました。(実際書いていてもこちらの方が楽しかったというのもありますが)  初投稿と言う事でどれぐらいの頻度で何文字ぐらいの更新がベストなのかが全く分からず、色々調べたり手探りだったのは最初の方の更新頻度や更新文字数を見て貰えればすぐに分かると思います(笑)  キャラクターに関してもこの時点で初期のキャラとは随分変わりましたし、そもそもリー君もライラも最初は居ませんでした。レスターだって居なかったし、ダニエルさえもです。  結局この時点でもう最初の設定から大きくはずれて、今の『アリス・バセットの受難』になりました。  でもこの方が良かったんじゃないかと今は純粋に思えるので、今はただ、書き終える事が無事に出来て本当に良かったという思いで一杯です。  ちなみにアリスとエマ、そしてドロシーはそれぞれモデルがいて、アリスは言わずもがな、『不思議の国のアリス』から頂きました。  というのも、私が知っている中で一番有名な異世界転移と言えばアリスだったからです。次いで『オズの魔法使い』ドロシーですね。  最後にエマだけは、実はエマ・ワトソンさんからお借りしました。そう、『ハリーポッター』のハーマイオニーです。この三人が私の中でファンタジーの女の子と言えばパッと出て来る三人でした。イメージが貧困!   その他の人達に関しても、出来るだけ分かりやすくて覚えやすい名前をつける様にしていましたが、一番明確に分かりやすかったのが、やはりノアでしょうか。  書いてるうちにどんどんアリスの兄が主張しだして、その為に設定を全部作り直した結果、本当にキーマンになってしまったノアの名前の由来はもちろん『ノアの方舟』からです。後何より響きが綺麗ですね! 男の子につけても女の子につけても可愛い名前です!  こんな感じで書き始めたのが2020年の7月だったんですが、今がもう2021年の6月(書き終わったのは6月でした……)なので、一年間ずっと書いてたのかと思うと、自分でもビックリです。  時間を見つけては書いて書いて、ひたすら書きまくる。休みの日は食材買い込んで外には一歩も出ない! 寝ても覚めてもアリス達の事ばかり考えて、最終的には夢にまで出て来ていました(笑)  そんな生活を一年もよく出来たな……と思いますが、楽しかったんです、本当に。アリス達の世界に行くのが。その楽しさが皆さんにも伝わればいいな、と思いながらずっと書いていました。  全てが終わった今、もっとああしたかった、こうすれば良かったと思う事はやっぱり沢山出て来るし、もっと続けたかったという気持ちもありますが、アリス達の冒険はこれが一番綺麗に終われたんじゃないかなと思っています。  何よりも、それだけ毎日アリスの世界を覗きに来てくれる方が居るというのも本当に力になりました。  ここまで応援してくださった皆様、長い間本当にありがとうございました。  ここまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました! ※当時連載していた番外編は書籍の方に収録されております。番外編には脇キャラ達の深堀りやメインキャラ達の些細な日常などもありますので、良ければそちらも是非よろしくお願いします!                                  
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