星屑をひとすくい

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星屑をひとすくい

そこにはただ、生きなければならないいのちがあるだけ。 「森羅万象を読み解いて言葉の雨を降らせよう」をコンセプトに、日々を精一杯生きる人へのメッセージを140字にまとめたシリーズです。 絵葉書やグリーティングカードに添えるような気持ちでしたためております。d55c2bd8-1a78-47f0-a69b-cc9315f04801山の色。 川の音。 吹く風の濃淡、芽吹いては枯れ 花ひらき実を結ぶ草木。 空模様を映す土の香り。 せわしく行き来する者たちへ、 ひとときの夢よ届けておくれ。 忘れている繋がりを、 繰り返すうつろいを、 未だ見ぬ明日に待ち望まれていることを。 ***** わたしたちの日常を行き交う言葉たちは、ほとんどが呼吸とともに吐き出され吸い込まれている。その一つ一つの言葉の粒にもう少しだけ意識を向けたら、会話は物語になり手紙は文学になり……暗闇のなかに浮かぶ星屑のように輝くのではないでしょうか。 そんなところから、半分は普段の「言葉用い」への自省自戒も含みつつ、ちょっとやってみようと思います。
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