J3sBAR-あるバーの140字-

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🍸Episode 03 カウンターに置かれた白州は半分以下になっていた。 マスターがハイボールを作っている間に、新品のボトルに娘の名前を書く。 あいつとうまくやってるんだな。 マスターに聞けばいい。だが、出かかった言葉は口の中で弾けて蒸発した。 ボトルが教えてくれる。 俺たちは、これでいい。
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