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第5夜:紅羽の過去②
※虐待、レイプ、その他表現アリにつき要注意※
ーー夜間ーー
真生が眠っていると静かに近づく人影。音もなく静かに忍び寄り、真生を眺めている。
真生の父親だ。
暫くは寝息を立てている真生を見下ろしじっとしていた。その目は何とも言えない不気味に光っていた。
「……真美。」
そう呟いたのは真生の母親の名前。そして、父親の手が真生に伸び、口元を覆う。息苦しさで真生は目覚めるも、布団の上から父親が乗り上げ強い力で押さえつけられていたため、身動きが取れなかった。
「ん"んん"っ」
足をじたばたさせることしか出来ずにバタつく。
「黙れっ」
パシッと乾いた音がした。真生の頬は赤くなった。何度もビンタを食らわされてその顔はみるみるうちに赤く腫れた。
「お前が悪いんだ……お前が……真美っ」
酔っているのか酒の匂いを撒き散らしながら叫ぶ父親。
何度も叩かれ、真生は抵抗することをやめた。この状態では何をされてもおかしくないと判断して父親の気が済むまでと思い目を瞑った。
すると今度は傍にあったベルトで真生の手を縛りつけ口は布を丸めたものを突っ込まれる。
「んむっ……んんっ!!」
息を荒らげた父親が真生の体を乱雑にまさぐる。カサついた指が体を這う感触は気持ちが悪く、吐き気すら覚える程だ。
「黙れっていってるだろう!!痛い思いしたくないなら黙ってろ」
父親は半分錯乱状態で叫びつける。目が普通じゃない。
「真生はいい子だもんなぁ。父さんの言うことちゃんと聞けるよな?」
さっきまで母親の名前を呼んでいたが、身体を触った事でそれが真生だと気がついたのだろう。
父親はハァハァと荒い呼吸のまま真生の身体中を余すことなく撫で回し、下着ごと全て剥ぎ取った。
気持ち悪くてゾワゾワと背中に虫唾が走る。
気持ち悪いのと怖いのと縛られ押さえ付けられているせいで動けないし声も出せない。
「ん゛う゛んん゛っっ」
「うるせぇ、声を出すな。」
真生は一生懸命抵抗を試みるも、少しでも父親がイラつくと殴られた。
嫌悪感しか無く泣きそうになった。
父親は乱雑に真生の体をまさぐり、汚いヨダレと父親の興奮して溢れ出た体液で濡らされていく。吐き気すら覚える感覚にじんわりと涙が浮かぶ。
「はぁっはぁ、真生……父さんの入れてやるからな……足開いとけよ……」
(やだ、やだやだやだ……やめて、父さん……)
首を左右に激しく揺らし抵抗を試みるも、ほとんど解されていない後孔に父親の性器を宛てがわれる。
そのまま血が出ることも厭わず父親は己を突き入れる。
「ん゛ぐぅ……ん゛」
「きっついなぁ、真生の中は……はぁ、はあ」
一方的に犯され、痛みで意識が飛びそうになる。
「あ゛ぐっ……う゛う゛……」
真生は必死に耐えた。
「あー……いく、真生……イクぞ……ぅくっ」
ドプリと中に生暖かくぬるぬるした感触。あまりに気持ちが悪く吐きそうになる。
「はぁ、はぁ……」
父親は達して満足したようで、直ぐに立ち上がり真生の部屋を後にした。一方的に抱かれ、中に放たれ、後処理もなし。
とうとうこんなにも父親はおかしくなったのかと真生は涙を流した。
それから何度も何度も父親からのセックス強要は続いた。最初は抵抗していたが、殴られ酷い時には薬を盛られ父親に良いようにされる。
抵抗するだけ酷くされるのなら一層のこと早く終わるように大人しくしておく方がいいのかもしれない。
そう考えた真生は父親からの性的虐待に耐える日々が始まった。
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