優越感

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優越感

彼女はいつもうつむいていた 好きな人と一緒にいるはずなのに 俺を見るとじっと見つめて、 訴えるように視線をくれる あなたのことが好きです そう言われても 付き合ってる人いますよね? 浮気ですか? そう返してしまった だって許せない 好きな人を裏切るなんて… でも彼女は言う 泣きそうな声で タスケテ… 好きな人に裏切られて それでも別れてもらえなくて 彼女の横にいるあいつは、 こう思っている… 彼女は自分から離れないし 離れる事なんかできない 思いどうりに縛り付けて ずっと苦しい思いをさせて 彼女の幸せをはき違えて 自分は甘い蜜を吸う それを知ったらなんだかむしゃくしゃして 俺は彼女を奪い去る 簡単な話じゃない でも彼女は俺の手を取った 俺に見せる彼女の笑顔に あいつは悔しそうに歯を食いしばる 街で見かけたあいつ すれ違う時に視線がぶつかる 俺は思わずほくそ笑む いやな奴だとわかっていても 今では彼女は俺のもの
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