番外編 レッツゴーパイアモ!

15/16
前へ
/270ページ
次へ
「さっきお前が言ったこと、多分俺の方が思ってるから」 「……っ」 「来年もまたここに来る?てか、記念日は毎年ここで過ごすか」 「……それは、なんか嫌」 「おいパイアモに謝れ(笑)」 「わらわ、ないでっ」 襲ってくる快楽に耐えるのに必死な私とは反対に、余裕の加持はくすくすと笑いながら胸にキスを落とす。 今度はちゃんと先端を捉えられて、待っていた刺激にぞくりと身体が震えた。 いつも以上に執拗に攻められて、頭がぼんやりとしてくる。 やっとそれから解放された時には、息は乱れ視界がぼやけていた。 「ひいろ、クソ好き」 耳元で囁かれて、その瞬間、加持の熱が押し入ってくる。 「家族、増やそっか」 繋がったと同時、加持は甘く零した。 呼吸が整わない私は返事をする代わりに首に手を回し、キスをした。
/270ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4315人が本棚に入れています
本棚に追加