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「さっきお前が言ったこと、多分俺の方が思ってるから」
「……っ」
「来年もまたここに来る?てか、記念日は毎年ここで過ごすか」
「……それは、なんか嫌」
「おいパイアモに謝れ(笑)」
「わらわ、ないでっ」
襲ってくる快楽に耐えるのに必死な私とは反対に、余裕の加持はくすくすと笑いながら胸にキスを落とす。
今度はちゃんと先端を捉えられて、待っていた刺激にぞくりと身体が震えた。
いつも以上に執拗に攻められて、頭がぼんやりとしてくる。
やっとそれから解放された時には、息は乱れ視界がぼやけていた。
「ひいろ、クソ好き」
耳元で囁かれて、その瞬間、加持の熱が押し入ってくる。
「家族、増やそっか」
繋がったと同時、加持は甘く零した。
呼吸が整わない私は返事をする代わりに首に手を回し、キスをした。
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