8月1日 加持バースデーSS

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「紘輝はいつまでおっぱい星人なの」 「死ぬまで」 即答した加持は、私の胸から手を退けようとしない。寧ろ少し力を加えて、絶対に離そうとしないからその執着心はなかなかだと思う。 「流石にそろそろ落ち着きなよ」 「無理だろ。目の前にこんなに可愛いおっぱいがあんのに」 「よくそんな台詞を笑わずに言えるね」 「てかお前も自分のおっぱいに感謝しろよ。このおっぱいが俺らを引き寄せてくれんだから。運命のおっぱいなんだから」 笑うどころか、淡々と恥ずかしい言葉を並べる加持は、さすがというか、なんというか…。 「紘輝」 一度皿洗いを中断して、手についた泡を流す。 そして「ん?」と加持が力を緩めたタイミングで、くるりと身体を反転させ、加持に向き合うようにして立った。 「いま、私のおっぱいが引き寄せてくれたって言ったじゃん」 「うん、言った」 「それは違うよ」 加持の背中に手を回し、その胸に顔を押し付ければ、加持のにおいが鼻腔をくすぐり、それだけで安心する自分がいる。何年経ってもおっぱいが好きな加持と一緒で、私は何年経ってもこの人の腕の中が好きだ。 「確かに私達のきっかけはこのおっぱいだったけど、このおっぱいがなくても私は紘輝と結ばれてたって信じたい。私は普通に、紘輝に惹かれてたと思うし」 「……」 「……誕生日おめでとう」 普段は照れくさくてこんな台詞なかなか言えない。結婚して、子供が生まれて。尚更こうして口にすることが減ったと思う。 だから、今日みたいな日な特別な日くらい、ちゃんと伝えようと思った。 「ひいろ」 「…うん?」 「今日、俺の誕生日」 「う、うん。だから誕生日おめでとうって…」 「今日はお前のこと、好きなだけ抱いていい?」 「…え、」 「お前が可愛いこと言うから、クソ興奮してきた。ちなみにそのおっぱいも潰れるほど揉みたい」 「真顔でそういうこと言わないで」 「てことで、おっぱいパーティーしよ」 「いや、まだ私洗い物が…って、わっ!ちょっ、おろして!」 「子供達起きるから静かにな」 加持、お誕生日おめでとう♡ fin.
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