フォージェリーナ

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ねぇ豹。あなたは今幸せですか? あの女の横で笑ってますか? 確かに彼女は、顔が可愛くて、スタイルも抜群かもしれない。 だけど、いい噂を聞きません。 でも世間に誤解されてるだけで、実はとてもいい人なのだと信じたいです。 豹が選んだ女なら、私はそれも受け止めたいです。 もし豹に彼女がいたって、ファンには変わりないもの。 いつか豹が結婚しても、心から祝福したいもの。 それが本物のファンだと思うから。 だけど…だけど… ───────もっっっのすごく、しんどい。 私達ファンには見せない笑顔を、彼女には見せるのでしょうね。 私達ファンの知らない豹を、あの女は独り占めするのでしょうね。 カップルなのだから、ベッドの上で抱き合ってキスをして、そして…そして……… 「うわーーーーー!!!!!」 「えっ、」 耐え難い!耐え難いそれは死ねる!!!!!! 「なに想像してんだお前って私の頭を今すぐ鈍器で殴ってそして夢から醒めさせて!」 「ちょ、え、千華ちゃ…」 「うわーーーーん!豹が快感で表情歪ませるのとかあの女しか見ることが出来ないなんて不公平だーーーー!」 「待って俺の想像してた“泣く”と何か違う」 セイは突然泣き叫び出す私を見てかなり戸惑っている様子。 でもセイに引かれようが何だろうが、もうどうだってよかった。
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