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「永遠」「秋の夕暮れ」「逢いたくて」「逢魔が時」
「永遠」
からから からから
音が鳴る
くるくる くるくる
輪が廻る
からから軋むその胸の
くるくる廻る運命の輪
空々空々
狂々狂々
愛の砂漠の永遠の……
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「秋の夕暮れ」
小さく千切れた鰯雲
昏れなずむ秋のそら
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「逢いたくて」
逢いたい
逢いたい
ただ、逢いたくて
されど、叶わない
己が儚い永遠の夢
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「逢魔が時」
唯ひとすじにあなたのみを
想い惑う秋の
黄昏
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