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狂った愛
「春彦、どうして私から離れようとする?
ここにおいで」
「い、いや、来ないでハミール」
二度と会うことはないと思っていた
相手が目の前にいると、身体は自由に
動かない。春彦は震える脚でハミールから
逃げようとしたが、どういう訳か身体に
力が入らずその場に崩れ落ちてしまった。
「やっと効いていたな。飲ませた
茶の中に睡眠薬を入れたんだ。
逃げないようにね。目が覚めたら
新しい世界が待ってるよ、春彦」
眠った春彦を軽々しく抱き抱えた
ハミールは目的の場所へ向かった。
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