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「王子、やりすぎです」
セリーナに言われて「す、すまない」とシュンとなる王子。思わず我を忘れてセリーナの唇に貪りついた自分を反省するのだった。
「でも、ずっとこうしたかったんだ。セリーナがなかなか起きてくれないから、ずっとずっと恋焦がれていたんだよ」
王子は変わったな、と思うセリーナ。
王子はあまり感情を表に出さず、思ったことも言わないような人だったのに、今は恥ずかしがることもなく愛を語ってくれる。
私が眠ってる間に何かあったのかしら?
と思うセリーナだった。
けれど、それは悪いことではないのでセリーナは嬉しかった。
こうしてセリーナは、王子のプロポーズを受け、真の婚約者となった。
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