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「初夏の頃、わたしの誕生祭がある。今まではそんなに大規模にはしていなかったが、今回セリーナを正式に婚約者とする結納の儀を併せて行う。そして、秋に結婚の儀を執り行いたいと思う。いいかい?」
王子はセリーナに嫌って言ってもするんだけど?と強引なことを言う。
「依存はないです。いろいろ考えてくださりありがとうございます。でも、いつの間に王子はこんなに強引になったのですか?」
「こんな男は嫌いか?」
「嫌いじゃないですけど、びっくりしてます」
「セリーナが眠っている間に愛が育ちすぎておかしくなったんじゃないかな?愛しくて愛しくてたまらないんだ。今も腕を離したくないし」
王子は強引になった上に、甘い言葉がとても上手になっている。
セリーナは恥ずかしくなって顔を王子の胸に埋める。
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