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「『DV』って、何?デジタルビデオ?」素でボケたロッタに、
「たぶん違うと思うよ。何の略か忘れたけど」
ちょっと首をかしげる、雅。
そこへ、小学校低学年くらいと思われる女の子が現れ、
「あっ!アタシの自転車!」
ロッタは少しあわてて、
「あ、あのぅ、落ちてたんだよ、これ」
「キミ、拾ってくれたんだ。よかった、フホートーチにならなくって」
「?…あぁ、『不法投棄』のことだね」ロッタは少し考えてから言った。
「それ、『投棄』なの?ウチも『盗置』とかかと思ってた」
アハハ、と朗らかに笑う女子たち。
「アタシ、もうジョジョリンはずれたし、も少し大きいの買って
もらったから、それ、いらないんだっ」
と、得意げに語る女の子に対し、
「ジョジョ、って…、それ、『ホジョ』リンだから。
さすがに、ウチでもわかるし」
と指摘する雅。
「ボクだって、ホントは補助輪なんか…」言いかけた、ロッタ。
「おっ、バリバリ対抗意識!」煽る、雅
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