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「あたしを、責めるの？」
「え？」
あたしの言葉に、瀧本は間抜けな反応をした。
瀧本が焦ってる、瀧本が、喚いてる、あたしが発作をおさめられないから、怒ってる。
怒ってるんだ。
「あたしが発作おさめられないから、みんなで責めるんでしょ？
瀧本の家に行ったら、役立たずってあたし言われるんでしょ？」
瀧本の家が、あたしをお役目御免にする。
あたしは、責められてる。
瀧本は眉間に皺を寄せた。
「梅、ちょっと待って、なんでそうなるの？俺、そんなこと言った？
そんなつもりで何か言った覚えはないし、俺は梅田が心配で、」
「そんなこと言って、実際心配なのは、発作がおさめてもらえない自分じゃないの？」
あたしじゃ、なくて。
瀧本の表情が、固まった。
「うめ、だ、」
「あたしのこと、だから責めるんでしょ？
おばばさまも、あたしなんてもう用済みなんでしょ？」
あたし、なんとかしようと努力したのに。
頑張ったのに。
「梅田、」
瀧本が、あたしの名前を呼んだ。
責められるなんて、耐えられない。
「ほっといて。」
あたしは吐き捨てるように言うと、瀧本を置いて、教室に戻った。
発作をおさめられないと責められる責められる責められる責められる責められる責められる
もう、何も考えたくない。
ほっといて、はなしかけないで、
触れないで、
助けて。
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