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はいはい、こんにちわ!
今からは僕、卯月 光がお話を進めていくよ!瀧本くんより僕のこと好きって人待ってますっ。
こほんっ。
さて、話は戻って、冬休みの課題考査の日。
冬休みの間インフルで腐ってた僕は久しぶりの学校で気分は上々、テストはボロボロ、とにかくひよちゃんのとこ行こーーっ♪って思って、ひよちゃんのクラスに行きましたっ。
教室ではひよちゃんと瀧本くんと、志摩さんがテスト疲れか机にへばってて、僕は空気も読まずに突進。
「光くんはっ、完全復活ですっ!!!!」
ひよちゃんたちに自分が元気になったことを猛烈アピールしたら、ひよちゃんが顔をあげた。
「うわー元気になったね、光ちゃん、」
「もうバッチリだよ、ひよちゃんっっ!」
ひよちゃんにも会えたし!ひよちゃん怖いけど僕のご主人さまだからっ!
ひよちゃんは元気な僕を見てニッコリ。
「ごはんとかちゃんと食べれた??」
「熱が高いときは無理だったけど、下がってからはモリモリッ!」
「へー、ところで課題考査どうだった?」
「死亡しました…」
なんであえてそこを触れるのひよちゃん…
や、あの、リアルに笑えないヤツだから、まじテスト燃えろ。
「だってさ、無理じゃん?熱なかなか下がらなくて
やっと下がってからはお正月のテレビ見るのに急がしいじゃん?ていうか冬休みの課題を終わらせる方が先決じゃん、テスト勉強とかする余裕あるわけないじゃん、赤点とるかも赤点赤点赤点……」
僕が呪いの言葉を吐いていると、瀧本くんが僕の背中をバンッと叩いた。
「まーまー、赤点取ったら追試受ければいいんだし。頑張れ!赤点!」
「まだ取ってない!!」
ほんとムカつく、この駄犬め、ちょーーーーーっとひよちゃんに気に入られてるからっていい気になって!
しかもこの犬っころ、僕がインフルなのにも関わらず、お正月にひよちゃんがバイトしてる神社に行ったんでしょ!?
抜け駆けすんなっ!!ってラインしたらこの駄犬、「ざまーみろ」って返してきたからね!?
まじで何!?
僕はギロッと瀧本くんを睨み付けた。
ここには負けられない男の戦いがありますっ!!
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