15匹目!!

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はいはい、こんにちわ! 今からは僕、卯月 光がお話を進めていくよ!瀧本くんより僕のこと好きって人待ってますっ。 こほんっ。 さて、話は戻って、冬休みの課題考査の日。 冬休みの間インフルで腐ってた僕は久しぶりの学校で気分は上々、テストはボロボロ、とにかくひよちゃんのとこ行こーーっ♪って思って、ひよちゃんのクラスに行きましたっ。 教室ではひよちゃんと瀧本くんと、志摩さんがテスト疲れか机にへばってて、僕は空気も読まずに突進。 「光くんはっ、完全復活ですっ!!!!」 ひよちゃんたちに自分が元気になったことを猛烈アピールしたら、ひよちゃんが顔をあげた。 「うわー元気になったね、光ちゃん、」 「もうバッチリだよ、ひよちゃんっっ!」 ひよちゃんにも会えたし!ひよちゃん怖いけど僕のご主人さまだからっ! ひよちゃんは元気な僕を見てニッコリ。 「ごはんとかちゃんと食べれた??」 「熱が高いときは無理だったけど、下がってからはモリモリッ!」 「へー、ところで課題考査どうだった?」 「死亡しました…」 なんであえてそこを触れるのひよちゃん… や、あの、リアルに笑えないヤツだから、まじテスト燃えろ。 「だってさ、無理じゃん?熱なかなか下がらなくて やっと下がってからはお正月のテレビ見るのに急がしいじゃん?ていうか冬休みの課題を終わらせる方が先決じゃん、テスト勉強とかする余裕あるわけないじゃん、赤点とるかも赤点赤点赤点……」 僕が呪いの言葉を吐いていると、瀧本くんが僕の背中をバンッと叩いた。 「まーまー、赤点取ったら追試受ければいいんだし。頑張れ!赤点!」 「まだ取ってない!!」 ほんとムカつく、この駄犬め、ちょーーーーーっとひよちゃんに気に入られてるからっていい気になって! しかもこの犬っころ、僕がインフルなのにも関わらず、お正月にひよちゃんがバイトしてる神社に行ったんでしょ!? 抜け駆けすんなっ!!ってラインしたらこの駄犬、「ざまーみろ」って返してきたからね!? まじで何!? 僕はギロッと瀧本くんを睨み付けた。 ここには負けられない男の戦いがありますっ!!
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