クラムボンがわらったら

死ねない、生きたい。そんな女子高生ふたりの物語。

shinobu │偲 凪生

35分 (20,665文字)

21 250

あらすじ

高校二年生の小川律花は、煙草を喫おうとしているところを同級生の倉橋望未に見つかって、煙草ごと唇を奪われる。 死にたくも生きたくもないという葛藤を抱えた律花と、生きるために自らを傷つける望未。 ふたりの

感想・レビュー 1

人生は綺麗事ではない、けれど美しい。

 宮沢賢治「やまなし」のフレーズに乗せて2人の女子高生が生きる意味を問う物語。美しい空の情景や繊細な感情表現に心打たれます。  物語としても完成されており、彼女たちがどのような立場なのか、何故そうなっ
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