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(レイ、この公園で休憩せーへん?)
(そうだな。お腹もすいてきたし休憩するか)
二人は公園のベンチに座った。
公園は今までの公園とは違い、数倍の大きさだった。
公園の入口には東綾瀬公園と記されていた。
いつものようにルナは、食べたい物を頭に浮かべると、一瞬にして膝の上にトレーが現れた。
トレーには白いお皿にカレー、福神漬、らっきょ、スプーン、透明のコップには水が入っている。
その隣には黄色の容器が二つあり、片方には缶詰のドックフード、もう片方には水が入っていた。
(はい)
ルナは二つの黄色の容器をレイの前に置いた。
(サンキュー)
レイはドックフードをゆっくりと噛み締めて食べ始めた。
ルナもカレーを食べようとした時、一人の女の人がため息をつきながら、ルナ達の前を通りすぎていった。
ルナは何事もなかったようにカレーを食べ始め、レイはその女の人に釘付けになった。
その女の人は超絶美女だった。
身長は170㎝弱、黒色で腰まである髪が風に吹かれてなびいている。
目はぱっちりで二重まぶた。
鼻は高く、口は程よい厚み。
化粧毛はないのに、誰が見ても超絶美女だった。
(あんなに綺麗な人がこの世界にいるなんて)
(何、言うてんの。私の方が100倍綺麗やわ)
(それは何かの冗談なのか?)
ルナはレイを睨み付けて、手をパチンとならした。
その瞬間、食べかけていたドックフードが容器ごと消えてなくなった。
(俺が間違えてました。申し訳ございません。ルナさま~)
結局、レイは一食抜くことになってしまった。
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