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第4章(家族との絆)
(ルナ、もうそろそろ夢の国に着いてもいいんじゃないか?)
レイはフラフラした足取りでルナを見上げた。
(そうやなぁ、今日くらいには着くんちゃう)
ルナのその言葉を聞いて、レイは元気を取り戻した。
(そうか、とうとうこの日がきたのか)
レイは足取りが軽くなった気がしたが、実際はフラフラしながら歩いていた。
(ちょっと疲れたから、この公園で一休みせーへん?)
ルナのその言葉を待っていたかのように、レイは尻尾を思いっきり振った。
(そうしょう)
二人(一人と一匹)は飛鳥山公園と書かれた公園のベンチに座り、一休みすることにした。
夢の国からどんどん離れていることを二人(一人と一匹)は知るよしもなかった。
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