第1章(友達)

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アルクトゥルスの宮殿の中の水晶玉の1つに光の光線が降り注いで輝きを増した。 あと9個の水晶玉は静かにそこに佇んでいる。 (ルナ、よくやったな。引き続き頼んだぞ) レオの光が少しだけ輝きを増した。 (ルナ、今度は何処に行くんだ?) (そんなん夢の国に決まってるやん) (行けるのか?) (私を誰だと思ってるん。ルナ様やで。私に出来ないことなんてないんよ。黙って着いてきな) (本当に大丈夫なのかな……) ルナが方向音痴だということに今は誰も気付いていなかった。 夢の国から二人(一人と一匹)は遠ざかっていることに一体いつ気づくのだろうか。 はたして二人(一人と一匹)は何処に向かっているのだろうか……。
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