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第2章(片想い)
(ルナ、一体いつになったら夢の国に着くんだよ。あれから何日歩き続けてるんだ?)
レイは、はぁはぁと舌を出して賢明に歩いている。
(大袈裟な言い方やなぁ。まだ三日しか経ってないし)
ルナは軽い足取りで、スキップでもしそうな勢いだ。
(嘘だろう。もう三日も経ったのか?本当に夢の国に向かっているのか?)
レイはその場に項垂れた。
二人はまだ気付いていなかった。
夢の国から遠ざかっていることに……。
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