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チャチャカグヤは嬉しそうにドドドを見た。
『父上、シュバが念願のダービー馬になりました!』
『今日のレースなら魔法の鏡で見ていた。あれだけ多くの駿馬の追い込みを退けるとは、見ていて鳥肌が立ったぞ』
そう、父馬に褒められるとシュバは照れくさそうに目を背け、そしてぼそぼそとした声で答えた。
『お父さんが、あの走り方を教えてくれたから…そのおかげだよ』
シュバはそういうと表情を引き締めた。
『だけど、これからが本番だよ。最後の楓賞が終わったら、いよいよ古馬たちとの戦いが始まる!』
その言葉を聞き、ヒダカダーロやウマナミジミーも厳しい表情をした。3歳クラシックまでは同年代が主なライバルだが、その先はチャチャカグヤのような優秀な先輩馬たちとの戦いが待っている。
ドドドも頷いた。
『その通りだ。招待状がもし来れば…次の宝島記念から古馬との戦いがはじまる』
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