エピローグ

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 僕は失われていく意識の中で、手の中のスマホを操作していた。『マイクロ・モンキー』のアプリをクリックし、緊急起爆ボタンを震える手で押した。僕の手からスマホが滑り、僕も床に倒れ込んだ。 『緊急核起爆モード。マイクロ・モンキー、起爆十秒前』  スマホが起動のカウントダウンを読み上げた。 「何だと! そのスマホのアプリを止めろ!」  僕の耳に尊師の声が聴こえる。  僕はその声を気にすることなく、頭だけになった真美を両手で抱きしめた。 「ま……真美……、ご……ごめん……」 『四、三、二、起爆!』  その瞬間、核爆発の閃光の中で、腕の中の真美が笑った様な気がした。  FIN
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