エピソード2

31/31
25人が本棚に入れています
本棚に追加
/70ページ
翌日の隆はいつも通りに戻ってた。 まぁ多少空元気感あるけど。 今日は特に予定もないからまったり過ごした。 そして連休最終日。 お昼頃に瑞樹が帰ってきた。 ということは総一も帰ってきたのか。 何やら瑞樹が落ち着かない様子。 「どうしたの?トイレ我慢してるの?」 「な、なんでそうなるの!?」 「いや、なんかモジモジしてるから?」 「モジモジなんてしてないでしょ!!」 「まぁトイレじゃなさそうかな。」 なんて瑞樹いじりをしてるとノックの音が聞こえた。 瑞樹がなにやらあわてて対応しに行ったかと思うと総一と隆を連れて戻ってきた。 おや? なんだろうか。 まぁとりあえずみんな座ってもらったわけだけど、瑞樹と総一がなぜか正座。 これはもしかして? 「2人に報告がある。」 なーにー? 心の中で某番組の主張の返しをしてみる。 「俺と瑞樹なんだが、付き合うことになった。2人には一番最初に伝えておきたくて。」 「やっぱり?」 「やっぱりってなに!?」 「えーだってどうみても両思いだったじゃん?そこに2人して正座なんかして改まっちゃってたらそうかなって思うじゃん。」 「え!?何?そんなバレバレだったの!?恥ずかしい!!」 あらあら瑞樹はまだしも総一まで赤くなるとはw 「まぁ何はともあれおめでとう。」 「収まるところに収まったってとこだな。おめでとう。」 「ありがとう。」 あー隆ちょっと泣きそう。 「隆、俺の胸かそうか?w」 冗談で言ったのだがギャグかよって勢いで泣いて俺にしがみついてくる。 「あーよしよし。」 「え…?なに?隆なんかあったの?」 「あ、うん。彼女にフラれたんだって。」 「…なんだと?なんか悪いな…。」 「あー、まぁ大丈夫でしょ。すぐ復活するから。」 「ていうか秋生が隆に優しいのが怖い…。」 「なんだと?さすがに本気で凹んでるやつには優しくするよ。」 「それにして彼女はみる目がないな。隆のようないい男を降るなんて。」 「まぁしばらくはこんな感じになるだろうから隆の前でいちゃつくなよ?」 「なっ…!!そんなことするわけないじゃん!!」 この後なんとか隆を宥めて落ち着かせた。 何やらすごいことになってしまったGWはおわった。
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!