エピソード1

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そのあとはそのまま夕飯に突入した。 もりもり食べる男子高校生なのでメインは食堂で注文してあとはビュッフェスタイルで何種類か置いてあるおかずをセルフで好きなだけとる。 ご飯と味噌汁もセルフ。 無くなりそうになるとおばちゃんがさっと出してくれるし好きなだけ食べれていいね。 味もうまい。 隆は食べながら稲葉先輩と副寮長の話をしてた。 みんなが食べはじめてしばらくすると2、3年も来た。 春兄に見つからないように奥の端っこの目立たないところに陣どり、俺は大多数に背を向ける位置にいる。 「あ、入ってきたよ。白藤先輩。」 俺の向かいに座ってる瑞樹が近況報告してくれてる。 ちなみに隣にはでかい総一が居てくれてるので横からもシャットアウトしてくれてる。 「さっそく囲まれてるねぇ。んーモテるはモテるなんだろうけど恋愛的なのだけじゃなく人気者って感じだね。人垂らしというか。」 俺は気付かれないようにチラッとだけ見てみた。 「はぁ~…やっぱりかっこいい…というかますますかっこよくなってるんですけど!?好き!!」 赤面しながら顔を手で覆う。 「おい秋生、心の声が全部漏れてるぞ。」 総一に突っ込まれた。 「秋生は可愛いねぇ~。よしよし。」 瑞樹は俺の頭を撫でてきた。 春兄に会えて嬉しすぎ。 だけどバレたくないからさっさと退散したい。 とりあえず飯を食べ隆と稲葉先輩が話し終わるのを待った。 幸いなことに春兄はちょっと離れたとこにいたので気付かれずに無事部屋に戻れた。
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