エピソード1

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今日はいよいよ入学式。 朝食のときまでは伊達眼鏡と髪で顔を隠してすごし、部屋に戻ったら制服に着替えて髪もセットして準備万端。 春兄気付いてくれるかなぁ~。 瑞樹たちと4人で寮から出ると他の寮からもぞくぞくと新入生らしき生徒が出てきていた。 寮からは歩いて約5分で学校につく。 「たしか玄関のとこにクラス割り掲示されてるんだっけ?」 「どのクラスになるかなぁ。」 「みんな一緒ならいいのにねー。」 「それはさすがにないだろ。むしろ4人バラバラな方があり得る。」 なんて話してたら着いた。 さてさて俺のクラスはどこかなー。 「あ、あった。俺はAクラスだ。瑞樹は?」 「ん~・・・あっ!オレもAだ!わーい秋生と一緒だぁ。」 「部屋もクラスも一緒なんて俺たち運命だな、瑞樹・・・。」 「秋生・・・。」 「ぶふっ・・・クックックww」 隆が吹き出した。 「はぁ。お前ら何やってんの?」 総一がため息を吐きながら突っ込んできた。 「いやー、なんとなくノリで?w」 「楽しかったw隆と総一はクラスどこ?」 「ふふっ・・俺はCだったよ。」 隆はツボが浅いのかまだ笑ってるし。 「俺はBだった。」 「やっぱバラバラだったか。」 「とりあえず教室に行こ。ここでグダグダしててもしょーがないし。」 「そうだな。」 1年の教室は3階かぁ。 階段ダルいな。
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